暑い日が続くと、体力が奪われて夏バテを引き起こすことがあります。

夏バテを予防するには、しっかりと栄養を食べ物からとることが大切です。

この記事では、夏バテを解消する栄養素と食べ物について紹介していきます。

夏バテ対策に優れた栄養素や成分が含まれた食べ物をとる

夏バテ対策には、食事から疲労回復や食欲を増進させる栄養素や成分をとることが重要です。
ここでは、夏バテの解消に効果的な食べ物を紹介いたします。

1.スタミナをつけるビタミンB1を含む食べ物

スタミナをつけるビタミンB1を含む食べ物

ビタミンB1」には、糖質を分解してエネルギーに変化させる働きがあります。
そのため、ビタミンB1が不足することによって、疲労感や手足のしびれ、むくみなどの症状があらわれてしまうのです。

さらに、脳へのエネルギーも不足してしまうため、集中力の低下を招くこともあります。

ビタミンB1とタンパク質を一緒にとるのがポイント

わたしたちの体内では糖質をエネルギー源として使用したあとは、タンパク質が次のエネルギー源として使用されます。
そのため、ビタミンB1とタンパク質を一緒にとることで、ビタミンB1で即効性のエネルギーを、そしてタンパク質で持続性のエネルギーを引き出すことができるのです。

ビタミンB1が含まれている食べ物


  • 豚肉
  • ウナギ
  • ブリ
  • ほうれん草
  • 大豆 など

豚肉に含まれるビタミンB1は、牛肉と比較すると10倍以上の差があるほど豊富に含まれています。
また、タンパク質も含まれているので一石二鳥の食べ物といえます。
さらに、ニンニクやニラ、ネギなどと一緒に食べることで、ビタミンB1の吸収率が向上します。

ウナギには、ビタミンB1の他にビタミン類やミネラル、タンパク質も豊富に含まれています。
そして、消化吸収もいいので胃腸が弱っている日でも食べられる胃に負担の少ない食べ物です。
しかしウナギにはビタミンCが含まれていないので、野菜や果物などで補うといいでしょう。

2.ビタミンB1の吸収を飛躍的に高めるアリシン

アリシン」は、においや辛み成分の一種です。

アリシンをとることで、体内でビタミンB1と結合して「アリチアミン」に変化します。
アリチアミンになることで、より強力で持続的に働きエネルギーを作り出し、疲労回復を促進します。

アリシンが含まれている食べ物


  • 長ネギ
  • ニンニク
  • ニラ
  • 玉ねぎ
  • らっきょう など

3.すっぱい食べ物で食欲を促進させる

すっぱい食べ物で食欲を促進させる

夏バテになると、食欲がなくなり食べるものに困る人もいるかと思います。
そこでオススメなのが、酸味のきいた食事を食べることです。

酸味には、消化器官を刺激して動きを活性化させ、消化液の分泌を促す作用があります。

また、脂っこいものと一緒に食事をすることで、胃もたれを予防する効果もあるのです。
さらに、レモンや酢などに含まれる「クエン酸」や「酢酸」は、疲労物質の乳酸をエネルギー変える働きがあります。

クエン酸が含まれている食べ物


  • 梅干し
  • レモン
  • オレンジ
  • グレープフルーツ
  • リンゴ酢
  • いちご など

すっぱい食べ物として一番オススメなのが梅干しです。
梅干しにはクエン酸が豊富に含まれているので、疲労回復の効果が期待できます。

また、クエン酸にはカルシウムの吸収を助ける作用があり、不足しやすいミネラルの補給をサポートしてくれます。
さらに、発酵食品なので、整腸作用に優れており、夏バテによる下痢や便秘といった症状を改善する働きもあるのです。

4.カリウムでむくみを解消する

カリウムでむくみを解消する

カリウム」には、塩分を排泄したり、腎臓が尿酸やタンパク質などの老廃物を排泄させる働きを向上させる作用があります。
そのため、体に蓄積された余計なものを排泄してくれるので、むくみの解消につながるのです。

カリウムが含まれている食べ物


  • 玄米
  • マグロの赤身
  • 鶏ササミ
  • カボチャ
  • バナナ
  • ひじき など

夏野菜にカリウムは豊富に含まれているので、なるべく夏野菜を使用した料理を作り食べるようにしましょう。

5.体の熱を冷ます食材

食材には、体の熱を冷ましたり、体内の毒素を解毒や排出するのを促す「涼性・寒性」のものがあります。

そんな涼性や寒性の食材を見分けるポイントが4つあります。

  1. 夏場に収穫されるもの
  2. 暑い国で栽培、収穫されるもの
  3. 暑い国で好んで食べられているもの
  4. 色が白っぽいもの

このようなポイントをおさえながら食材を選ぶといいでしょう。

涼性・寒性の食べ物


  • ナス
  • セロリ
  • ゴーヤ
  • トマト
  • キュウリ
  • スイカ
  • メロン
  • 大根
  • 白菜
  • レンコン
  • タケノコ など

6.夏冷えを防ぐ食材

夏冷えを防ぐ食材

夏冷えを防ぐには「温性・熱性」の食材を食べることです。

温性や熱性の食材を食べることで、内臓を温め、消化機能を高める働きがあります。
また、全身を温め、滋養を高める作用もあるのです。

クーラー冷えが気になる人や、夏風邪のひき始めに積極的に食べるようにしましょう。

温性や熱性の食材を見分けるポイントが4つあります。

  1. 冬場に旬を迎えるもの
  2. 寒い地域で栽培、収穫されるもの
  3. 寒い国で好んで食べられているもの
  4. 色の黒っぽいもの

このようなポイントをおさえながら食材を選ぶといいでしょう。

温性・熱性の食べ物


  • カボチャ
  • ネギ
  • しょうが
  • シソ
  • ニラ
  • カブ
  • サクランボ
  • 玄米
  • 鶏レバー など

7.イミダペプチドで筋肉疲労を防ぐ

イミダペプチドで筋肉疲労を防ぐ

イミダペプチド」は、活動し続ける魚や鳥に含まれる筋肉成分です。
イミダペプチドを含む食材を食べることで、疲労回復や筋肉疲労の軽減などの効果があります

イミダペプチドが含まれている食べ物


  • 鶏肉
  • イワシ
  • サバ
  • サンマ
  • マグロ
  • アジ
  • カツオ など

9.アスパラギン酸で疲労への抵抗力を高める

アスパラギン酸」は、細胞内へ必要な栄養素を素早く吸収させる作用があります。

また、細胞内でのバランスを正常に戻す働きもあるのです。
さらに疲労にたいする抵抗力を高め、持久力の増加をもたらしてくれます。

アスパラギン酸が含まれている食べ物


  • アスパラガス
  • 豆類
  • ナッツ類

まとめ

この記事はいかがでしたか?
今回は、「夏バテを解消する食べ物」について紹介しました。

これからだんだんと暑さが増してくるので、しっかりと栄養のある食事をとるように心がけてください。

また、暑いからといって冷たいモノばかり食べるのも、夏バテにつながるので控えるようにしましょう。

この記事を読んで、少しでも夏バテの予防対策のお役に立てたら幸いです。

【参考文献一覧】
ホントはコワイ夏バテ51の対策』福田千晶著 (日東書院本社)
「昨日の疲れ」がとれちゃう本』梶村尚史著、森和世著、石川泰弘著、岩﨑啓子著 (日本文芸社)

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