強い毒性をもつ外来種「ヒアリ」が、全国各地で見つかっています。
また、今月にはヒアリに刺されたニュースも流れ、国をあげて対策をしています。

そんなヒアリに対して、どのように対策したり、実際に刺された場合の対処方法など万が一に備えて覚えておくのも大切です。

この記事では、ヒアリ対策について紹介していきます。

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ヒアリの特徴

ヒアリの特徴

2017年5月に神戸港で国内初となるヒアリを発見して以来、名古屋港や大阪港とヒアリが確認されています。

ヒアリの原産地は、南米中部に生息していました。
その後、1942年にアメリカ南部で侵入が確認されてから徐々に拡大。

今では、カリブ海の島々やオーストラリア、ニュージーランド、台湾、中国に分布しています。

ヒアリの見分け方

ヒアリは、他のアリよりも小さいため、すぐにヒアリと判断するのは困難です。
しかし、肉眼で確認できる特徴があるので、覚えておきましょう。

  • ヒアリの色は、全体が赤っぽくツヤツヤしている
  • 腹部(おしり)の部分は暗めな色をしている
  • 大きさは約2.5mm~6mmで、様々な大きさのアリが混在している

まずは、この3つの特徴をしっかりと覚えておきましょう。

ヒアリに刺された時の症状

ヒアリに刺された時の症状

ヒアリに刺された場合、まず強く激しい痛みが生じます。

刺された箇所は、その後、かゆみや膿などの症状が出てきます。
ここまでが、軽度による症状です。

その後、腫れやじんましんがあらわれてきたら中度の症状にあたいするので、すぐに医療機関で受診するようにしましょう。

そして、重度の症状になると、アレルギー反応の「アナフィラキシー」が出ます。
アナフィラキシーは、数分~数時間で全身の発疹や呼吸困難、血圧低下、意識障害などを招きます。
このような症状があらわれたら、こちらもすぐに医療機関で受診してください。

ヒアリに刺されると死ぬ恐れはあるのか?

テレビなどによる報道では、ヒアリのことを「殺人アリ」と例えており、それが膨張して「刺されたらすぐに死んでしまう 」というイメージを持っている人も多くいるかもしれません。

「国際社会性昆虫学会日本地区会」にヒアリに関するFAQによると、次のように解説しています。

ヒアリは毒針でヒトを直接加害する国際自然保護連合の世界の侵略種100にもランクされる危険な外来種ですが、日本のマスコミでは衛生被害に関する情報がやや誇張され流布されています。まずは、以下のことを心がけましょう。

1)ヒアリに身体をはわれたら:少数のアリが身体についたときには、躊躇せず手で振り払うか指で潰すことで十分対応できます。むろん、地面などにいるアリをむやみに触ってはいけません。

2)巣を踏んでしまったら:間違って巣(アリ塚)の上に足を踏み入れてしまうと怒ったヒアリが大量に身体に登ってきます。そんなときはもはや手で振り払うことはできません。手足をぶるぶる振るってふるい落としましょう。

3)もし刺されてしまったら:落ち着いて「死ぬことはまずない」と考えてください。利用可能な医療機関が近くにあるならほぼ大丈夫です。毒性が強いと指摘されているヒアリ個体群が生息する台湾でも確実な死亡例はありません。海外での死亡例はすべてアレルギー(アナフィラキシーショック)によるものです。刺されて、しばらくして(数分〜数十分)頭痛、動機、吐き気などで気分が悪くなったり、じんましんがでたら急いで医師にみせ治療してもらいましょう。皮膚科、内科、小児科などほとんどの診療科で対応できます。ヒアリの場合は初めて刺されたときにアレルギー症状がでることがあるのでここは要注意です。ハチアレルギー持ちかどうかとヒアリアレルギーは関係ないです。アレルギー症状がでなければとりあえず安心し、刺された部分の痛みかゆみには市販の虫刺され薬等をぬりましょう。

ヒアリに刺されても、まずは落ち着いて対処することが大切です。

なお、一部報道ではヒアリによる死亡事例がないとの報道がありましたが、ヒアリの死亡例はあります。
「米国で年間100名が死亡している」が根拠が乏しかったというだけで、このような誤った報道がされたようです。

ヒアリに刺されたときの対処方法

ヒアリに刺されたときの対処方法

万が一、ヒアリに刺されたら次にような対処をするよう環境省サイトで公開されています。

刺された直後の対処方法

刺された直後は、20~30分程度安静にして、体調の変化がないか注意しながら様子をみます。
症状が軽度の症状のみであり、悪化する様子がなければ、ゆっくりと行動しながら病院で受診しましょう。

容体が急変したときの対処方法

ヒアリに刺されたあと、体調の変化があらわれた場合は、症状が急速に進むことがあります。
そのため、とにかく一番近い病院を受診するようにしましょう。(救急受け入れのある病院であればなお良い)

病院に着いたら、ヒアリに刺されたこと、アナフィラキシーの可能性があることを伝えて、すぐに治療してもらいましょう。

ヒアリの駆除方法

ヒアリを発見したら、基本は自分で駆除をせず「地方環境事務所」へ連絡するようにしましょう。
どうしても、すぐに駆除をしなければならない場合は、主に3つの駆除方法から行うことになります。

1.熱湯をかける

熱湯を巣穴とその周辺に注ぎます。
直接熱湯を浴びたヒアリは死にますが、アリ塚の深部にいるヒアリには効果がありません。

2.液剤をまく

巣穴に液剤を散布する方法です。
市販の液剤よりも、専門業者による高圧散布の方が高い効果が期待できます。
液剤に接触したヒアリや、液剤に触れたヒアリが他のヒアリに触れることでも効果があります。

3.ベイト剤を設置する

ベイト剤(毒餌)をヒアリの行列内や巣の周辺に設置する方法です。
薬剤が完全に持ち去られるよう、薬剤が減ったら追加または交換をします。
働きアリが駆除剤を巣に持ち帰ることにより巣の内部まで駆除が可能です。
時間はかかりますが、他の駆除方法よりも安全に駆除することができます。


ヒアリはとても攻撃性が高く、危険を感じると巣穴から一斉にヒアリがあらわれてきます。
ヒアリやヒアリの巣穴を見つけた場合は、極力自分で駆除することは止めておき、地方環境事務所に連絡して対応してもらうようにしてください。

ヒアリに関する情報提供サイト

ヒアリの拡大に備えて、ヒアリに関する情報を集めておくことも大切です。
ヒアリに関する情報サイトを定期的に確認するようにしておくといいでしょう。

ヒアリの情報提供サイト

まとめ

この記事はいかがでしたか?
今回は、「ヒアリに刺されたときの症状と対処方法」について紹介しました。

ヒアリに刺されて死亡するケースは希なので、刺された時はまず落ち着いて対処するようにしましょう。

また、小さなお子様がいる家庭は、むやみにヒアリに触れないよう、しっかりとヒアリの危険性について教えることも大切です。

こども向けのヒアリの注意事項チラシもPDF形式で公開されているので確認しておきましょう。
広報チラシ「ヒアリに注意」:環境省

この記事を読んで、少しでもヒアリ対策のお役に立てたら幸いです。

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