40歳前後になると、健康診断で引っかかる項目が増えていませんか?
とくに、健診結果で引っかかるのか総コレステロール値の項目です。

とくに、悪玉コレステロールと呼ばれるLDL値が異常値になることが多いのです。

もし、健康習慣に乱れがなくコレステロール値が上がった場合は、肝臓の機能が低下しているのが原因かもしれません。

この記事では、肝臓の機能を向上させてコレステロールを下げる方法について紹介していきます。
コレステロール値がなかなか改善されない人も、ぜひ参考にしてくださいね。

肝臓とコレステロールの関係

肝臓とコレステロールには密接な関係があることをご存じでしたか?
実はコレステロールというのは肝臓で作られているのです。

肝臓という臓器は、人間にとってなくてはならない存在かつ、好調、不調などに左右される臓器でもあります。
もちろん肝臓の働きが鈍いと悪玉コレステロール値が増加し、病気を引き起すきっかけになるかもしれません。

逆をいえば肝臓をきちんとケアしてあげることでコレステロール値を減らすことだって可能なわけです。

肝臓でコレステロールが合成させれる仕組み

肝臓でコレステロールが合成させれる仕組み

まず先に、肝臓の役割について説明します。

肝臓のコレステロールは3つの栄養素で合成されている

コレステロールは体内に取り込んだ、脂質・糖質・タンパク質を材料にして、肝臓内で合成されるのです。
とくに、たくさん食事をしたり、糖分を多く摂りエネルギーとなる栄養素を急激に取り入れているときは、コレステロールは盛んに作られています。

コレステロールの体内合成

出典:財団法人日本食肉消費総合センター

しかし、有酸素運動をしている間は、肝臓内でコレステロールが合成されないことがわかっています。

食生活でコレステロールを避けたとしても、暴食や甘い物を毎日摂ったり、全く運動しない人は、コレステロールが合成されやすくなっている状態だといえます。

あと意外と思うかもしれませんが、コレステロールの多いものを食べたとしても、体の恒常性を保つために、肝臓内のコレステロール合成が抑制される仕組みになっているのです。

このため、厚生労働省でも食事によるコレステロールの摂取量に関しての目標値は設けないようになりました。

コレステロールは肝臓の機能が低下すると溜まりやすくなる

栄養素の多くは小腸で吸収されて血液に混ざり、肝臓へと運ばれます。
そして、肝臓へと運ばれた血液は、肝臓の機能によって体に必要なものは体へ吸収させ、不純物や老廃物など体に不要なものは排出する働きがあります。

肝臓は働き者で、常に体内に取り込まれた添加物などの不純物を代謝と分解を繰り返し無害化してくれているのです。
しかし、肝臓にも限界があります。

肝臓が限界値を超えると肝機能障害を起し、悪玉コレステロールが増えてしまったり、中性脂肪が増えて脂肪肝になったりしてしまうのです。

コレステロールの合成機能の正常ではないので、コレステロール値は上がる一方なります。
もし、食事制限をしてもコレステロール値が上がらない人は肝臓の調子が悪いのが原因かもしれません。

肝機能が弱くなり肝臓病による症状とは?

肝機能が弱くなり肝臓病による症状とは?

肝臓の機能力は健康診断表に掲載されている「AST(GOT)」「ALT(GPT)」「γ-GTP(γ-GT)」の数値で判断することができます。

この3種類の数値は肝臓の細胞に含まれている酵素が、どの程度血液へと流出しているかも表している数値なのです。

これらの数値が基準値を超えていると肝臓の働きが弱っている可能性が高いといえます。

肝臓病になると現れる症状

肝臓病になっている人の特徴に以下のような症状が現れやすいといわれています。

  • 顔色が悪い
  • 食欲がない
  • 腹部の静脈が浮き出る
  • 尿の色が濃くなる
  • 足がつりやすくなる
  • 上半身の皮膚にクモの巣状に細かい血管が浮き出る
  • 乳房が女性のように膨らむ
  • 体が痒くなる
  • 手のひらのまわりの箇所が赤くなる

このような症状が出た場合は、一度病院で精密検査を受けるようにしましょう。

肝機能を改善してコレステロールを下げる食事

肝機能を改善してコレステロール値を下げるには、栄養が偏らないバランスのいい食事を心がけることが一番です。
栄養バランスのいい食事を続けることで、脂質や糖質の過剰摂取を防ぎ、脂肪肝や肝機能の低下を防いでくれます。

ビタミン類やβカロテンが豊富な野菜を食べる

普段の食生活の中に野菜を加えるだけでも効果があります。

レタスやキャベツ、トマトにニンジン、ピーマンなど緑黄色野菜を中心に食べることで肝機能を高めてくれるビタミンCや活性酸素を減らすβカロテンを摂ることができます。

大豆製品から良質なタンパク質を摂る

肝臓を再生させるためには良質なタンパク質が必要となります。
とくに良質なタンパク質を含んでいるのが大豆製品です。

たとえば、豆腐や納豆、湯葉や高野豆腐などがあげられます。

大豆製品には、体内で合成することができないリノール酸という必須脂肪酸を含んでいます。
このリノール酸がコレステロールを分解してくれる働きがあるのです。
また、食物繊維やカリウムも豊富なので、中性脂肪の吸収を抑えてくれます。

青魚を積極的に食べる

青魚には、DHAやEPAといった中性脂肪値やコレステロール値を下げてくれる豊富な不飽和脂肪酸が含まれています。

脂肪肝や脂質異常症に悩んでいる人には効果的な食材です。
また、動脈硬化や心臓病、脳卒中を防いでくれたり、脳を活性化させて認知症を予防してくれる効果も注目されています。

DHAはトロや鮭などに多く含まれ、EPAだといわし、サバ、サンマ、アジなどに含まれています。

不飽和脂肪酸は酸化しやすいため、干物よりも鮮度の高い青魚を食べると効率よく栄養を摂ることができます。

海藻やキノコ類など食べて肝機能低下を予防する

肝臓に必要な栄養素としてビタミン類があげられます。
ビタミンは肝臓の代謝をアップさせ、解毒作用をサポートする役割を果たしてくれます。

ビタミンは23種類ほどあるのですが、先ほどあげた野菜や海藻、キノコ類などバランスよく食べることで、ビタミンを摂ることができます。

また、野菜や海藻、キノコ類などにはミネラルも豊富に含んでいます。
ミネラルは肝臓の機能の維持に必要な栄養素です。
ビタミンもミネラルも体内で作られないので、食事を通して摂取するようにしましょう。

肝臓を改善してくれるサプリの成分

肝臓を改善してくれるサプリの成分

毎日忙しく働いている人や少食の人は食事だけではなかなか栄養を摂ることが難しい場合があります。
そのような場合は、不足している栄養をサプリで補うのも1つの方法です。

コレステロール値下げるのに有効なサプリ成分

コレステロールが気になる人が摂取した方がいい栄養素が「オメガ3系の油」や「食物繊維」です。
オメガ3系の油は、DHAやEPA、えごま油などで血液をサラサラにしてくれます。

食物繊維でも水溶性食物繊維の方が血中のコレステロールを下げる働きがあります。

魚が苦手な人や、毎食魚を食べるのは大変という人は、上記の成分が入ったサプリを選ぶといいでしょう。

肝機能を改善してくれるサプリの成分

肝機能が気になる人は

  • タンパク質
  • ビタミン
  • ミネラル
  • シジミ
  • ウコン
  • メチオニン

などの成分が含まれているサプリを選ぶといいでしょう。

タンパク質は肝臓の細胞を再生させる役割がありますし、ビタミンやミネラルも肝臓で行われる色々な代謝を助けてくれる役割があります。

また、シジミやウコンには感応の解毒作用を高めてくれる作用がり、メチオニンには肝機能を強化してくれる働きがあるのです。

まとめ

コレステロール値がなかなか改善されてない人は、肝機能が低下しているとはなかなか気付きません。

食事制限などでコレステロール値をコントロールするのではなく、バランスの良い食事をとり、適度な運動をすることで肝機能が強くなり、その結果いつのまにかコレステロール値が正常値に戻ったという人も少なくありません。

まずは無理なく自分で取り組みやすいところから始めてみましょう!

この記事を読んで、少しでも肝臓の機能を高め方についてお役に立てたら幸いです。

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