お尻に太もも、下腹部に二の腕。
体についた皮下脂肪は、数日食事制限をしたくらいではびくともしてくれません。

皮下脂肪を落としたくてダイエットをしても、余りの落ちなさに挫けてしまいそうになりますが、皮下脂肪の落とし方にコツのようなものはあるのでしょうか。

ここでは、皮下脂肪が落ちにくい原因や、効率よく減らすためのポイントなどについて紹介していきます。

皮下脂肪と内臓脂肪の違い

人の体につく脂肪には、大きく分けて皮下脂肪と内臓脂肪の2種類があります。

内臓脂肪

内臓脂肪とは文字通り内臓につく脂肪のことですが、内臓の中に脂肪がつくわけではありません。
内臓脂肪がつく場所は、「腸間膜」と呼ばれる小腸を固定している膜の空洞部分です。

食事で摂り込んだ脂肪は小腸から肝臓に吸収され、エネルギーとして利用されます。
そして利用されずに余った脂肪は、ストックとして溜め込まれていきます。

小腸や肝臓、腸間膜はお腹の近くにあるため、内臓脂肪がたくさんつくと、ポッコリとお腹だけが目立つようにせり出すのが特徴です。

皮膚よりも深い部分に脂肪がついているため外からつまめず、お腹にも段ができにくくなります。

皮下脂肪

内臓脂肪が主に腸間膜につくのに対して、皮下脂肪は皮膚の下につきます。

皮膚のすぐ下についているため手でつまむことができ、俗にいう「三段腹」になるのは内臓脂肪よりも皮下脂肪が多い体型です。

内臓脂肪が生活習慣病のリスクを高める注意すべき脂肪であるのに対して、皮下脂肪がついていても内臓疾患の影響は比較的少ないものです。

皮下脂肪が付いてしまう原因

皮下脂肪がついてしまう原因はいたってシンプルです。
摂取するエネルギーに対して、消費するエネルギーが少ないことによって起こります。

ただ人によって、皮下脂肪がつきやすい、つきにくいといった差があるのも事実です。

一般的に女性は男性よりも皮下脂肪がつきやすい傾向にあります。
子宮や卵巣などを守るために、下腹部や腰回りに肉がつきやすいという説もありますが、相対的に男性に比べると女性は筋肉の量が少なく、筋肉で取り込む脂肪の量が男性よりも少ないためでもあります。

同じ女性同士でも、筋肉量の多い人の方が少ない人よりも皮下脂肪はつきにくいのです。

内臓脂肪はつきやすい反面、落ちやすく短期間の食事制限や運動で改善が見込まれます。
ですが皮下脂肪はつきにくい反面、落ちにくいものです。

皮下脂肪が多い人は短期間の不摂生で一気にたくさんついたのではなく、時間をかけて徐々に蓄積しているので、落とすにも時間をかける必要があります。

皮下脂肪を効率よく落とすには、どのようなことに気をつけるとよいのでしょうか。

皮下脂肪を効率よく落とす方法

皮下脂肪を落とすための近道はなく、地道な食事制限と運動により、徐々に落とすしかありません。
少しでも効率よく皮下脂肪を落とすためには、次の3つのポイントを実践してみましょう。

1.食生活の改善

皮下脂肪を落とすためには、食事制限が必須です。

パンやご飯、麺類、スイーツといった糖質と、脂身の多い肉や揚げ物などを控え、魚介類や赤身の肉、豆腐や納豆などのたんぱく質と野菜、海藻、きのこなどを摂りましょう。

空腹になると体が脂肪を積極的に吸収しようとするため、少量を少しずつ、4~5回に分けて食事を摂るようにしてください。

お酒も控えるのが望ましいですが、難しい場合はビールや日本酒などの糖質の多いものを避け、焼酎やウィスキーなどの蒸留酒に代えましょう。

夕食は寝る3時間前までに済ませておくようにします。

2.筋トレと有酸素運動

皮下脂肪を効率よく落とすには運動も重要です。
脂肪を燃焼させる有酸素運動と、エネルギーを使ってくれる筋肉を増やす筋トレを並行して行う必要があります。

筋肉をつけることで、皮下脂肪があっても引き締まって見える効果も期待できます。

脂肪は筋肉よりも軽いため、皮下脂肪を落として筋肉を増やす作業中は体重が減りません。
しかし体重計の数字はあまり気にせず、見た目にメリハリのある体つきになってきているかどうかを見るようにしましょう。

体重を測るのと並行して、ウエストやヒップ、二の腕など、皮下脂肪が気になる部分を測るのもオススメです。効果が目に見え、モチベーションの維持に役立ちます。

よく有酸素運動は20~30分以上続けないと脂肪が燃えないといわれますが、しっかりと食事管理ができていれば、10分、15分など細切れに運動しても皮下脂肪は徐々に落ちていきます。

運動と食事制限を必ずセットで行うのが、皮下脂肪を効率よく落とす重要なポイントです。

3.ストレス発散と良質な睡眠

ダイエット中は食べたいものが食べられなかったり、慣れない運動で疲れたり何かとストレスが溜まりがちです。
ストレスは血流や代謝を促すホルモン分泌を妨げる原因にもなります。

カラオケやヨガ、ダンスなど、楽しんで体を動かす趣味を作り、週1回程度は甘いものやお酒も解禁するなどして、極力ストレスを溜めないようにしましょう。

睡眠不足も代謝を妨げるもとになるので、ダイエット中はしっかりと睡眠をとることも大事です。

良質な睡眠が取れているかどうかの目安は、朝スッキリと目覚めて、体の疲れが取れている感覚があるかどうかです。
目覚めがよければ、多少睡眠時間が短くても構いません。

まとめ

いかがでしょうか。
長年かけて蓄積した皮下脂肪を落とすのに近道はありません。

しかし道にコツコツと、地ダイエットに取り組むことで、皮下脂肪は必ず落とすことができます。

皮下脂肪を効率よく落とす生活が身に付けば、スッキリと脂肪を落とした後も、リバウンドしにくくなりますよ。