30~40代女性に人気のハーブティーとして、よく耳にするローズヒップティー。
スーパーやコンビニなどでも手に入るほか、ローズヒップが配合されたコスメやスキンケアアイテムなども見かけます。

ローズ」と名前がついているけど、バラの香りがするわけでもなく、飲むとどのような効果があるのか、わかるようでわかっていない人も多いことでしょう。

医薬品ではないけれど、医薬品の元となる成分を含み、古くからさまざまな効能を求めて愛されてきたハーブの中でも、30代や40代の女性が飲むとキレイになれるといわれるローズヒップティー。

この記事では、ローズヒップティーの原料や主な成分、効能、オススメの飲み方などについて見ていきます。

ローズヒップティーとは

ローズヒップティーとは

ローズヒップティーとは、ローズヒップと呼ばれるハーブの1種を煎じた飲み物のことです。

ローズヒップとは「バラの果実」という意味で、野バラなどバラ科の植物からとれる果実のことを意味します。

赤く酸味のある果実のようなフレーバーが特徴で、欧米ではハイビスカスティーとブレンドしたものが多く、とくにドイツでは古くから幅広く飲まれている人気のハーブティーです。

ローズヒップはお茶として飲まれるほか、ビタミンCが豊富なことでも知られています。
第二次大戦中のイギリスでは、物資不足による国民のビタミン欠乏を補うために、国策でローズヒップを普及させたというエピソードもあるほど。

ローズヒップから抽出したオイルやエキスは、現在も多くの化粧品やサプリメントに配合されています。

ビタミンCが豊富といわれるローズヒップですが、どのくらいの量が含まれているのでしょうか。
ビタミンC以外にどのような成分が入っているのかについても気になるところです。

ローズヒップティーの成分について、以下に詳しく見てみましょう。

ローズヒップティーの栄養成分

ローズヒップティーの栄養成分

厚生労働省の食品分類によると、ローズヒップは「その他スパイス」として分類されています。

アメリカの農林水産省にあたるUSDAで確認したところ、野生のローズヒップ100gに含まれる主な成分は以下の通りでした。

ビタミンC 426mg
ビタミンA 217μg
ビタミンK 25.9μg
ビタミンE 5.84mg
リコピン 6,800μg
マンガン 1.02mg

ローズヒップの成分のうち、特筆すべきは何といってもそのビタミンCの多さです。

ビタミンCの含有量が多いとされている煎茶の茶葉でも、100gあたりおよそ260mgなので、ローズヒップに含まれるビタミンCの多さがよくわかります。
また抗酸化作用があるといわれるリコピンも、トマトの2倍含まれているのです。

その他の成分もビタミンCほどではありませんが、そこそこ含まれています。

ローズヒップを100%使用したローズヒップティーであれば、1杯分に使用する量はおよそ4g程度となりますから、ローズヒップティーだけで1日のビタミンC推奨量100mgをカバーすることはできませんが、毎日の美容サポートとして飲むならオススメのハーブティーといえます。

ローズヒップティーの効果

ローズヒップティーの効果

ここでは、ローズヒップティーについてよく言われている効果や効能について紹介します。

ダイエット効果

ローズヒップの成分を見ても、とくにダイエットに有効であるものは含まれていないのですが、ローズヒップにダイエット効果がある、という話を時々耳にすることがあります。

これは通販などで流通しているダイエットサプリにローズヒップが配合されているものが多く、国民生活センターの資料によると、ダイエットサプリに含まれるセンナなどの便秘を解消する別の成分によってお通じがよくなり、それをローズヒップの効能と勘違いされるケースが増えているとのことでした。

ただ甘いジュースや、ソーダなどを日常的に飲むよりは、無糖のローズヒップティーを飲んだ方がダイエットによいことはいうまでもないでしょう。

美肌効果

ローズヒップティー100gには、およそトマト2個分のリコピンが含まれています。

リコピンと言えば抗酸化作用があり、シワ・たるみの原因となる成分を抑えるアンチエイジングのはたらきがあることで知られているのです。

ただこちらも、ローズヒップティー1杯に使うローズヒップは少量なので、実際にはトマトを2個食べた方が摂取するリコピンの量は多くなります。

とはいえ、リコピンは加熱することで吸収力がアップする成分なので、リコピン含有率の高いローズヒップを煎じて飲むローズヒップティーは、リコピンの摂取方法としては理にかなった飲み方だといえるでしょう。

免疫力の向上

風邪を引いたときにビタミンCを多く摂取することで、血液中のウイルスと戦う細胞が活性化します。

ローズヒップティーを飲むと免疫力が向上する、といわれることがありますが、これもローズヒップに含まれるビタミンCの多さからいわれることです。

このようにローズヒップティーは、「飲んでさえいればダイエットできて美肌になり、免疫力もアップする」といった魔法のハーブティーではありませんが、ジュースや甘いコーヒーの代わりに飲むのであれば、美容のサポートになることは間違いありません。

ローズヒップティーの飲み方

ローズヒップティーの飲み方

ローズヒップティーの飲み方としては、ダイエットや美容のことを考えるなら、有機栽培で作られた100%のローズヒップを使い、煎じて飲むのがオススメです。

加熱することでリコピンの吸収率がアップ
ビタミンCも煎じることで、お湯の方に溶けだします。

ローズヒップ以外の成分も入ったハーブティーやサプリメントを飲む場合は、何が入っているか、商品の裏面などに記載されている原材料名や成分を確認してからの飲むようにしましょう。

ローズヒップの酸味が気になる、どうしても甘さを足したいという場合は、オリゴ糖やはちみつなど、血糖値の上昇が緩やかな自然由来の甘味で補うようにしてください。

煎じた後のローズヒップにも、栄養成分は含まれています。
ヨーグルトに入れたり、スムージーに混ぜたりして実も食べるのもオススメです。

まとめ

この記事はいかがでしたか?
今回は、「ローズヒップティーでキレイになれる飲み方」について紹介しました。

ローズヒップ自体にダイエット効果があるわけではありませんが、たとえば朝食や夕食をローズヒップティーとローズヒップの実入りヨーグルトに置き換えたり、甘いラテやジュースを止めてローズヒップティーに変えれば、充分ダイエットのサポートになるでしょう。

自然由来の安心できるメーカーのものを選び、数か月は続けてみたいですね。

この記事を読んで、少しでもローズヒップティーの飲み方のお役に立てたら幸いです。